ふるさとしらかわ情報発信!シクラメン出荷体験

ふるさとしらかわ情報発信エンターテインメントマーケット事業

令和2年度チャレンジ!子どもがふみだす体験活動応援事業。第三回「シクラメン出荷体験」が行われました。

東日本大震災により、福島県は震災と原発事故という2つの大きな災害を経験しました。特に農業は原発事故の風評被害によって深刻な影響を受けましが、ふくしまの農業は生産者や地域住民の努力により復興に向け確実に前進しています。
震災から9年が経過し、人々から震災の記憶が薄れています。震災の風化を防ぎ、次世代へ教訓として受け継ぐことが大切と考え、実施する事業です。

まずはアンケート調査を実施。子供達が自分自身を振り返る良い機会です。アンケートに記入した後は、子ども達が配信機材の設定をしました。…が、なかなかWi-Fiが繋がらず大苦戦しました。Youtuber白河あるならのサポートでなんとか準備完了し、まずは3万鉢のシクラメンハウスのツアーに行きました!

生産者の方からシクラメンはどんなお花か説明を聞きながら、きれいなシクラメンハウスを見学。途中、子ども達から「どうして色が違うのですか?」という質問があり、生産者の穂積さんは「品種によっての違いや、温度と光の関係もあるんだよ 」 と優しく教えてくれました。一定の品質を保つには、毎日の管理がとても大切だと教わりました。

次は実際に出荷するシクラメンを並べる工程です。単純に並べるだけでなく、花や葉に問題が無いかきちんとチェックしながらの作業です。こういった細かい気配りが大切だと教わりました。子供達も、ものづくりの精神に気が付いたのではないでしょうか?

シクラメンを外に出し、トラックの荷台に積み込みです!この体験のために、埼玉の運送会社さんがスケジュールを合わせてくれました。見たことのない台車??にシクラメンをいっぱいに乗せ、女の子二人で押しましたがなかなか前に進みませんでした(笑)。

最後にみんなで生産者さんの講話を聞きました。震災の際はシクラメンも大きな影響を受けたそうです。なんで震災と関係があるの?と思いましたが…なんと「ふくしま」というだけで放射性物質が付いているのではないか。という風評被害に苦しんだそうです。ふくしまというだけで一括りにされてしまう悲しさ。でもそんな苦境を乗り越えて、最高の品質のお花をずっと生産し続けました。今では遠く大阪から、生産者を指定しての発注もいただいているそうです。子供達も継続することの大切さ、負けない心を学んだのではないでしょうか。

2日目は白河市みさかのイタリア食堂レ・ルーチェ様にて新鮮朝市。白河産の野菜が並びました。イタリア食堂レ・ルーチェさんの駐車場をお借りしたこともあって、今回は朝市特別コラボメニューも提供していただきました。大盛況ですごい並びになってしまいました…しかし、「一列でお願いします」「整理券はこちらです」と子ども達が誘導し、スムーズにお客様を誘導できました。

予定時間の前にレルーチェさんは完売。野菜もほぼ完売となりました。ライブ配信の終了時は、白河あるならのお兄さんのサポートで、無事に操作完了です!

福島県議会議員の渡辺よしのぶ先生が応援に駆けつけてくれました!最後に記念撮影。子供達は朝から頑張りすぎて、レルーチェさんで温かい飲み物を飲んでましたw

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