ふるさとしらかわ情報発信!しいたけ狩り体験

ふるさとしらかわ情報発信エンターテインメントマーケット事業

令和2年度チャレンジ!子どもがふみだす体験活動応援事業。第五回「しいたけ狩り体験」が行われました。

東日本大震災により、福島県は震災と原発事故という2つの大きな災害を経験しました。特に農業は原発事故の風評被害によって深刻な影響を受けましが、ふくしまの農業は生産者や地域住民の努力により復興に向け確実に前進しています。
震災から9年が経過し、人々から震災の記憶が薄れています。震災の風化を防ぎ、次世代へ教訓として受け継ぐことが大切と考え、実施する事業です。事業の様子はリアルタイムで全国に情報発信します。それも大人が全て準備してあげるのではなく、子ども達自身が、白河市のYoutuber【白河あるなら 】 と一緒に機材を準備し配信します。

配信の準備が整いました!こども取材班は、吉田さんと一緒に菌床づくりの工程を学びます。しいたけは木から生えていると思っていた子ども達はびっくりした様子でした。

続いてお楽しみのしいたけ狩り体験!太くて立派なしいたけを見つけようと、広大な施設の中を駆け回りました。

その後作業場に移動し、自分たちが収穫したしいたけをパック詰めする工程に移りました。地元のお母さんたちがサイズごとに丁寧に分けていきます。ベルトコンベアに乗ったしいたけがパック詰めされて流れてくると、子ども達から歓声が上がります。いつもは何気なくスーパーに並んでいるしいたけですが、手元に届くまでに沢山の人たちが関わっていることを知りました。

最後に吉田さんから震災講話を伺いました。
震災の時、吉田さんの生産したしいたけは全廃棄となりました。地震の被害に加え、放射性物質の二重の被害です。その時は大きな不安に襲われたそうですが、万全の対策をしてしいたけづくりを続けました。そのかいあって、基準値を超える放射性物質は検出されたことは無いとおっしゃっていました。しかし「きのこは危ない、放射性物質を吸収しやすい」といった風に考える人がまだまだ沢山いるので、風評被害はまだ払しょくできていないようです。それでも吉田さんは安心安全のふくしまのおいしい食材を届けるため、いつも頑張っています。そんな吉田さんのお話を聞いて、子ども達も何事にも負けない!という姿勢を学びました。

とても寒い日でしたが、 吉田農園の皆様は帰りのバスが見えなくなるまで外で手を振ってくださりました。みんな温かい気持ちで帰路につくことが出来ました。吉田農園様、ありがとうございました。

NHKニュースにも取り上げていただきました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20210109/6050012959.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次の記事

子牛のお世話体験