「中央共同募金会」居場所を失った人への支援活動応援助成 第11回活動完了報告

この活動がどうしても必要だった理由

正直に言えば、私たちの活動は「昼間の窓口」だけでは足りていませんでした。DVや家庭の事情で行き場を失うのは、いつだって公的な窓口が閉まった後の「夜」だからです。

今回、福島県の補助金と組み合わせてこの助成を活用できたおかげで、私たちは深夜でも誰かが電話に出られる、その体制を維持できたことが、どれほど大きな意味を持ったか。この半年間で、その現実を何度も突きつけられました。

夜間のSOS

助成期間中、深夜に鳴り響いたSOSは22件にのぼります。
その多くは「今すぐ家を出たいけれど、どこに行けばいいかわからない」という、ギリギリの状態の方々でした。車中泊でしのいでいる親子の姿もありました。

もし、この助成金による柔軟な支援がなかったら、安全な場所にいられなかったかもしれません。その夜のうちに保護(即時保護)に動けたのは、間違いなく夜間の対応を柔軟に認めてくれたという支えがあったからです。助けてという声に、その場で「大丈夫、今すぐ来てください」と言える重みを、私たちは現場で噛み締めました。

これから私たちが向き合っていくこと

22件の対応を終えて見えてきたのは、夜間支援は絶対に欠かせないという事実です。年間で22件は少ないと思われるかもしれません。実際に少ないと言われた事もあります。スタッフの負担も大きく、課題は山積みです。でも、勇気を出して電話をかけてきた方の気持ちを考えると、私たちは歩みを止めるわけにはいきません。

今回の実績を福島県や地域の方々とも共有し、夜間でも、どんな時間でも、「助けて」と言えば必ず誰かが手を差し伸べる。そんな当たり前のセーフティネットを、これからも守り続けていきたいと思います。

シェルター利用実績

福島県民間団体活動支援事業補助金(配偶者暴力被害者等支援 調査研究事業)と複合的に実施した支援実績は以下のようになります。
シェルターの利用者数は延べ177名(実人数18世帯24名)うち子ども連れ世帯5組
・夜間受付22件うち保護3組

ご寄付いただいた皆様へのメッセージ

このたびは温かいご寄付を賜り、誠にありがとうございます。皆さまのご支援により、多くの方々に安心・安全な居場所を提供することができました。特に、通常の行政支援では対応が難しい夜間の受け入れや相談対応を実施できたことは、大きな意義があり、支援の取りこぼしを防ぐうえで重要な役割を果たしました。

ご寄付は、緊急性の高い状況にある方々の命と暮らしを守るために確実に活用させていただいております。今後も一人でも多くの方に支援を届けられるよう、体制の強化と活動の充実に努めてまいります。引き続きのご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

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