子牛のお世話体験
ふるさとしらかわ情報発信!エンターテインメントマーケット事業
1月16日(土)子牛のお世話体験を実施いたしました。西白河郡西郷村にある佐藤牧場様にお邪魔しました。今回は新型コロナウィルス感染症対策と、とってもナイーブな子牛のために、少人数での実施となりました。
とても広いので、いつも使っている配信モニタでは移動が大変なので、ノートパソコン&ビデオカメラの機動力がある配信システムに変更!Youtuberと一緒に、広大な牧場取材に出かけました。
まず訪れたのが、子牛の牛舎。つぶらな瞳の子牛に子ども達から歓声があがります。かわいい子牛ですが、この子達が最高級の和牛になると聞いて、ちょっとかわいそう…という子もいました。ただ、それが命を頂くという事。今日の体験を通して、そんなところも学んでもらえれば、この体験の意味もあったのかと思います。
次に子ども達が一番楽しみにしていたミルクあげ体験です!生まれたばかりの子牛専用の牛舎に到着すると、かわいい子牛がずらっと並んでいました。ミルクが来たとわかると子牛たちが今か今かとじっと見つめてきます。佐藤さんからミルクを受け取り、順番にあげていきます。子牛ですが凄い吸引力!しっかり押さえていないとミルクを落としてしまうほどの力です。子ども達は必至でしたが、ベテランのおばちゃんは一気に2匹に上手にミルクをあげていました(笑)
子牛にミルクをあげた後は、佐藤さんの震災講話を聞きました。地震の影響はもちろんですが、やはり原発事故の放射性物質による被害は甚大でした。福島の牛肉は危ないの一言で全て否定されてしまう。そんな状況にあった10年前。思い出すと、本当にこの先どうすればよいかわからなくなったそうです。そんな逆境の中でも誠心誠意畜産に取り組みました。しっかりした飼育体制、徹底した検査を通し、今では自信をもって最高品質と言える牛の出荷ができていると佐藤さんは語りました。子ども達も佐藤さんの講話を聞いて、どんな状況からでも立ち上がる姿勢を学ぶことが出来ました。
今回の体験で、全6回に渡る令和2年度の農業体験は終了です。この体験を通し、震災から立ち直る生産者様の姿と自分自身の意体験を重ねる事ができたと思います。これからの「ふくしま」を担う子ども達の更なる活躍を応援します!